手前の手前による手前のための手前ぶろぐ。どうでもええがなとツッコまれそうなプライベートもちらほら。
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あーあとここ、ここ。
そのまま引用。

***

人間と人間、個の対立というものは永遠に失わるべきものではなく、
しかして、人間の真実の生活とは、常にただこの個の対立の生活の中に存しておる。
(中略)
個の生活により、その魂の声を吐くものを文学という。
文学は常に制度の、また、政治への反逆であり、
人間の制度に対する復讐であり、
しかして、その反逆と復讐によって政治に協力しているのだ。
反逆自体が協力なのだ。愛情なのだ。
これは文学の宿命であり、文学と政治との絶対不変の関係なのである。



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110225_1451~02.jpg
例のプラスチックのカスですが、翌日には忽然と姿を消していました。あれはほんとになんだったのか……。

思うにナントカカスだったんだよきっと。うん、きっとそう。

昨日は仏壇にお供えしてあったマンゴーをあげました。完食です。マンゴー好きか。そうかそうか。


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メモ。坂口安吾「堕落論」「続堕落論」よりまとめ。感想でもレビューでもないです。
「堕落論」も「続堕落論」も天皇制について論じてあるわけではないのですがすごく面白かったのでピックアップしました。


天皇制は天皇によって生み出されたものではなく、その時代に国を動かそうとする者(平安時代では藤原氏、戦争時では軍人)が天皇を利用しただけのこと。
自らを神と称し絶対の尊厳を人民に要求することはできないが、自分が天皇にぬかずくことによって天皇の尊厳を人民に強要し、それを利用して号令していた。
戦争だってそうで、実際天皇は知らない、命令してはいない。ただ軍人の意志である。(=天皇とは日本歴史のあみだした独創的な作品)




天皇とは宗教であり、天皇を通して宗教とは何なのかを今一度考えるべきだと思っていた私にとって、私たち自身も天皇を形作っていると知り、衝撃的でした。じゃあ現代にあたる藤原氏や軍人は誰なんだろう?でも時代が違うよな。今の日本って天皇と政治が密接しているとはあまり思わない。


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